【タイトル】

令和7年9月19日

【本文】

 今朝も、リレーから一日が始まりました。    リレーをする中で、友達に負けたくない気持ちのあまり、トラックの中に入り、近道をする姿が見られました。  (この写真の場面ではありません。)    その場面に気付かなかった人もいたため、先生方が再現しました。  そして、こどもたちにこの姿はどのように思うかを、問い掛けました。    こどもたちからは「ずるい」「入っちゃだめ」「線の外を走る」と声が上がりました。  「なるほど、線の中に入っちゃいけないんだね」と、担任は確認をしました。さらに  「でも、前の人を抜かしたい時はどうしたらいいかな?」と問い掛けました。  すると、「外から抜かすのはどう?」と、実演してくれました。  こどもたちも実際に見たことで納得できたようです。      走る順番を決める際には、みんなの意見がぶつかります。  これは、こどもたちが自分の思いを言葉で伝えられるからこそぶつかるので、とてもよいことです。  A:「僕1番がいい!」 B:「僕の方が速いから、僕が1番がいいよ」  A:「やだ、1番がいい!」 B:「A君は、きびしいよ」  教師:「きびしいってどういうこと?」  B:「遅いってこと」(しばらく考えて) B:「だって、A君、途中で止まっちゃうから」  教師:「なるほど。途中で止まっちゃうと遅くなっちゃうんだね」  B:「そう。だから、止まらないでほしいの」  教師:「なるほど。止まらなければいいんだね」  B:「うん、そう。A君、止まらないで走れる?」  A:「分かった。止まらないで走るよ」  B:「じゃあいいよ。1番ね」  このように、それぞれが自分の思いを言葉で伝え、相手の思いに気付いたときに、みんなでどのようにしたらよいかを考えて取り組んでいます。  時間はかかりますが、自分たちで考えて決めることが大切だと考えています。      2回戦目が始まりました。  夢中になるあまり、線の中に入ってしまった時には、やり直しをしました。  体験を通して学べたようで、2度ほどやり直すと、その後は、最後までリレーができました。  (Aさんは止まらずに最後まで走ることができました。満足感を味わうことができたと思います。)        リレーが終わると、片付けも自分たちで行いました。      最後までリレーを頑張ったこと、片付けをして園庭がきれいになったことなど、活動を通して満足感や充実感を味わっているこどもたちです。    急な気温の変化もありましたので、健康に留意して、来週も元気に登園してくださいね。  お待ちしています。  


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