【タイトル】
令和5年9月12日【本文】
日差しはまだまだ暑いですが、吹く風に涼しさを感じるようになりました。 こどもたちは園庭で思い切り体を動かしたり、自然に触れたりしています。 ひばり幼稚園にはこの夏、緑のカーテンがいくつもできたのですが、その一つは「フウセンカズラ」という植物です。 白い小さな花が咲いた後は、緑色の風船になり、その後、茶色の風船になります。 今日は、年長にじ組のこどもたちが夢中になってフウセンカズラの種を集めていました。 その様子を見ていると「茶色いのを採るんだよ」「こういうの?」「そうだよ。緑色はダメなんだよ」「どうしてダメなの?」「だって、緑色のはまだ種になってないんだよ」「そうなんだ」という会話が聞こえてきました。 知っていることを友達に伝えようとしたり、分からないことを友達に聞いたりしている姿に頼もしさを感じました。 その様子が視界のスミに入ったのか、もも組のこどもたちもフウセンカズラの種を探し始めました。 はじめは風船の袋を破るとそのままテラスに放置していましたが、担任が「ここに入れるといいね」と言葉を掛けると、次からは決まったところに入れている姿がありました。 また、フウセンカズラの種のハートの模様を見て「この種はいつテントウムシになるの?」と聞いている男の子もいました。想像力が豊かで素敵ですね! 「先生、緑の種があったよ」と見せてくれた子がいました。「本当だ!緑色だね」と返事をすると、しばらく見つめた後に「大きさが違うよ、緑の方が大きい」と気付いたことを知らせてくれました。すごい観察力です! その後も、緑色の種が柔らかいことに気付き、爪で引っかいて外側の皮をむいていました。 「こんなのが出てきたよ。これ何だろう?」と見せてくれたので、「にじ組さんに聞きに行こう」と出かけることにしました。 にじ組さんは、「これは種の中身だね。でも、お化粧の粉になるのとは違うみたい」「お化粧の粉を採るには、固い茶色の種を石で割らないと出てこないんだよ」と、教えてくれました。 にじ組さんに聞いたことで「出てきたのは、種の中身。そして、お化粧の粉になる種もある」ということを知ることができました。 自分で考えたことを試してみたり、年長さんに知らないことを教えてもらったり、好奇心や思考力の芽生えが培われていることを感じました。 「園長先生、見てみて~、クワガタを捕まえたんだよ」とにじ組の男の子が虫かごを見せてくれました。 窓の中を覗いてみると、なんて立派なクワガタでしょう! 窓が曇っていて見づらいのですが、彼が制作した大きなクワガタが入っていました‼ 見せてもらった私までワクワクする体験でした! ひばり幼稚園のこどもたちは園庭の豊かな自然環境に関わりながら、イメージ豊かに遊んでいます。 これからもどのような発見があるのか楽しみですね!【添付ファイル】
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